イタリア料理といえば、パスタやピザ、チーズなどが有名ですが、食後に飲むリキュールも見逃せません。その中でも、レモンの香りと味が爽快なリモンチェッロは、イタリアの南部を代表するリキュールです。
今回は、リモンチェッロの歴史や作り方、飲み方などを紹介します。
リモンチェッロの歴史
リモンチェッロは、イタリアの南部にあるカンパニア州、シチリア州、サルデーニャ州などで作られています。レモンの栽培が盛んな地域で、レモンの皮を使ってリキュールを作る伝統があります。
リモンチェッロの起源には諸説ありますが、一説によると、19世紀末にカプリ島でレモン農家の女性が、レモンの皮をアルコールに漬けて作ったのが最初だと言われています。別の説では、20世紀初頭にアマルフィ海岸でレモンの皮を使ってリキュールを作る方法が発明されたとも言われています。
いずれにせよ、リモンチェッロはイタリアの南部の気候と風土に合ったリキュールであることは間違いありません。
リモンチェッロの作り方
リモンチェッロは、レモンの皮とアルコール、砂糖と水を使って作ります。
まず、レモンの皮を剥き、白い部分を取り除きます。白い部分には苦味があるので、できるだけ少なくするのがポイントです。
次に、レモンの皮を瓶に入れ、アルコールを注ぎます。アルコールは、無水エタノールやウォッカなどが適しています。
瓶を密閉して、冷暗所で2週間から1ヶ月ほど置きます。この間に、レモンの皮から香りと色がアルコールに移ります。
最後に、砂糖と水を鍋で煮てシロップを作り、アルコールに加えて混ぜます。
これでリモンチェッロの完成です。冷蔵庫で冷やしてから飲むと、より美味しくなります。
リモンチェッロの飲み方
リモンチェッロは、食後に飲むのが一般的です。食事で油分や重たいものを摂った後に、リモンチェッロを飲むと、口の中がさっぱりします。
リモンチェッロは、冷凍庫で凍らせたグラスに注いで飲むのがおすすめです。冷たくて甘酸っぱいリモンチェッロは、まるでレモンのアイスクリームのようです。
リモンチェッロは、そのまま飲むのが一番ですが、他の飲み物と混ぜてカクテルにすることもできます。例えば、リモンチェッロとスパークリングワインを混ぜた「リモンチェッロ・スプリッツ」や、リモンチェッロとミルクを混ぜた「リモンチェッロ・ラテ」などがあります。
リモンチェッロは、飲むだけでなく、料理にも使えます。例えば、リモンチェッロを使ってレモンケーキやレモンタルトを作ったり、リモンチェッロをかけてフルーツサラダを作ったりすることができます。
リモンチェッロは、レモンの香りと味を楽しむことができる万能なリキュールです。
まとめ
リモンチェッロは、イタリアの南部で作られるレモンのリキュールです。レモンの皮とアルコール、砂糖と水を使って作ります。食後に冷やして飲むと、口の中がさっぱりします。
リモンチェッロは、そのまま飲むのが一番ですが、カクテルや料理にも使えます。
リモンチェッロは、イタリアの南部の気候と風土に合ったリキュールで、レモンの魅力を存分に味わうことができます。ぜひ、一度試してみてください。
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リモンチェッロの度数は？
リモンチェッロの度数は、一般的には30%程度と高めです。
レモンの皮をスピリタスというアルコール度数の高いウォッカに漬け込んで作るためです。爽やかで飲みやすいとはいえ、ごくごく飲んでしまうと危険なので、くれぐれも飲みすぎにはご注意を！
市販のものの中にはもう少し度数の低いものもあります。
リモンチェッロのカクテルは？
リモンチェッロのカクテルには、さまざまな種類がありますが、ここでは代表的なものをいくつか紹介します。
- リモンチェッロ・スプリッツ: リモンチェッロとスパークリングワインを混ぜたカクテルです。シンプルで爽やかな味わいが楽しめます。グラスに氷を入れてリモンチェッロを注ぎ、スパークリングワインで満たします。お好みでレモンのスライスやミントの葉を飾ります。
- リモンチェッロ・ラテ: リモンチェッロとミルクを混ぜたカクテルです。甘酸っぱいリモンチェッロとまろやかなミルクの相性が抜群です。グラスに氷を入れてリモンチェッロを注ぎ、ミルクで満たします。お好みでシナモンやナツメグをふります。
- 青の洞窟: リモンチェッロとブルーキュラソー、グレープフルーツジュース、炭酸水を使ったカクテルです。イタリアの観光名所「青の洞窟」をイメージした涼しげな見た目と味わいが特徴です。グラスに氷を入れてリモンチェッロ、ブルーキュラソー、グレープフルーツジュースを注ぎ、ステアします。炭酸水で満たして軽くステアします。お好みでグレープフルーツの皮やレモンのスライスを飾ります。
リモンチェッロのカクテルは、他にも色々なレシピがあります。リモンチェッロの香りと味を楽しむことができるカクテルで、イタリアの雰囲気を味わってみてください。
おすすめのリモンチェッロは？
おすすめのリモンチェッロは、以下のようなものがあります。
- アマルフィ リモンチェッロ: レモンの産地アマルフィで作られたリモンチェッロです。レモンの香りと味が豊かで、おしゃれなラベルも魅力的です。
- リモンチェッロ・ディ・カプリ: カプリ島で作られたリモンチェッロです。酸味がやわらかく、甘さも控えめです。
- サッポロ リモンチェッロ: サッポロビールが作った国産のリモンチェッロです。日本人の口に合うように、苦味と甘みのバランスがとれています。
リモンチェッロのカクテルで、イタリアの雰囲気を味わってみてください。
リモンチェッロの賞味期限は？
リモンチェッロの賞味期限は、製造方法や保存方法によって異なりますが、一般的には未開封であれば数年、開封後であれば数ヶ月程度と考えられます。
ただし、アルコール度数が高いほど日持ちするので、30%以上のものは開封後でも長期間保存できる可能性があります。また、クリーム系のリモンチェッロは、開封後は冷蔵庫で保存し、なるべく早く飲みきるのがおすすめです。
リモンチェッロの賞味期限は、色や香り、味で判断するのが一番です。変色や変質が見られる場合は、飲まない方が安全です。
リモンチェッロはカルディで買える？
カルディでは、リモンチェッロ イル・ベネドゥーチェという商品を販売しています。
この商品は、南イタリア・カンパーニャ産の香り高いレモンを皮ごと漬け込んだリキュールで、着色料や保存料は使っていません。本場イタリア流は、よく冷やして食後にストレートで飲むのがおすすめです。炭酸水やスパークリングワインで割ると、食前・食中にも美味しく飲めます。
リモンチェッロ イル・ベネドゥーチェは、375mlで1,207円（税込）です。在庫があれば、オンラインストアでも購入できます。カルディでリモンチェッロを探してみてください。
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